メニュー

便秘

どんな病気?

慢性便秘は、日常生活や長期的な健康に大きな影響を及ぼす胃腸のトラブルです。便通が持続的に困難であったり、満足のいく排便が得られなかったりするもので、生活の質(QOL)に影響を及ぼす場合には治療が必要になります。

慢性便秘は以下のように分類されます。

①一次性便秘

  • 機能性便秘:最も一般的な便秘です。腸が狭い、できものがふさいでいる、などの構造的な異常がないことが前提です。大腸が長いため便が通過するのに時間がかかる、などが原因になります。
  • 便秘型過敏性腸症候群(IBS-C):腹痛を伴う便秘です。
  • 運動障害:肛門の機能トラブルなどによる便秘です。

②二次性便秘

  • 薬剤性:オピオイド(麻薬)、抗うつ薬などにより引き起こされます。
  • 全身疾患:糖尿病、神経疾患などが原因で起こります。
  • 器質的原因:腫瘍や物理的狭窄によりきたす便秘です。

どんな症状が出るの?どうなったら診断されるの?

以下のうち2つ以上の症状があると診断されます。

  • 排便の25%以上が塊状もしくは硬便
  • 自然排便が<3回/週
  • 排便の4回に1回以上はいきんでいる
  • 排泄が不完全な感じ
  • 肛門がつまっている感じ
  • 手などによる介助をしないと排便できない

ブリストル便形状スケール(便の硬さの評価)や腹部X線検査も診断に有用です。

どんな治療があるの?

まず、二次性便秘を除外します。次に、一次性便秘の分類にあった治療を行います。効果的に治すために、定期的なモニタリングと患者さんご自身の取り組みが重要です。

治療の戦略としては、まず生活習慣の改善、ついで薬物療法になります。

①生活習慣の改善

  • 食物繊維摂取量の増加(20~30g/日)
  • 十分な水分補給(1.5~2L/日)
  • 定期的な運動

②薬物療法

  • 浸透圧性下剤:ポリエチレングリコール、酸化マグネシウムなど
  • 反応がなければ分泌促進薬:ルビプロストン、リナクロチド
  • エロビキシバット(回腸胆汁酸トランスポーター阻害薬)
  • 大建中湯

※刺激性下剤(センナ、大黄甘草湯、麻子仁丸、防風通聖散など)は臨時の使用にとどめる。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME