訪問診療
通院が難しくなったときは、訪問診療をご相談ください。
「これまで通えていたけれど、最近は受診が負担になってきた」「退院後も自宅で診療を続けたい」「認知症や体の衰えで定期的な通院が難しい」などのお悩みは、ほり内科クリニックへご相談ください。
当院では、訪問診療の新規患者さまの受付を行っています。院長が定期的にご自宅や小規模施設へ伺い、病状だけでなく、生活や介護、服薬の状況も確認しながら安心できる療養生活をサポートします。
訪問診療とは
自力での定期通院が難しく、継続的な医学管理が必要な方に対して、医師が診療計画を立てて定期的に訪問する医療です。
体調の悪い日に一度だけ伺う単発の往診とは異なります。当院では、定期的な訪問診療を受けていない方からの「今日だけ来てほしい」というご依頼は原則としてお受けしていません。
訪問診療の対象となる方
- 原則18歳以上で、自力での定期通院が困難な方
- 認知症、フレイル、神経疾患、脳卒中後遺症、整形外科疾患、がん、加齢、介護負担などにより通院が難しい方
- 退院後も自宅や施設で継続的な医学管理が必要な方
- 内科以外の病気が中心でも、当院で全身管理や継続管理が可能な安定した状態の方
- 一人暮らしの方や、支援体制がまだ十分に整っていない方
歩けない方だけが対象ではありません。身体的・社会的な事情を含めて総合的に判断します。なお、「通院は可能だが、自宅に来てもらう方が楽」という利便性のみを理由とする場合は対象外となります。
対象地域と訪問先
対象地域
当院から車で約15分圏内を目安に対応します。尼崎市を中心に、周辺地域も距離、交通事情、病状に応じてご相談いただけます。
訪問先
個人宅および小規模施設が対象です。小規模施設は、1施設1名からでもご相談を承ります。
主な診療内容と対応可能な医療処置
- 診察、処方、慢性疾患の管理
- 採血、点滴、注射
- 尿道カテーテル交換、胃瘻管理
- 在宅酸素療法、中心静脈栄養
- 気管切開、人工呼吸器の管理
- 医療用麻薬による疼痛管理、持続皮下注
- がん終末期の症状緩和、看取り
- 食事、排泄、睡眠、服薬状況の確認
- 療養上の相談、必要な専門医や病院への紹介
対応が難しい処置について
褥瘡処置は原則として対応していません。また、病状や処置内容、時間外体制などから安全な継続管理が難しい場合は、受入れを見送ることがあります。その際は、可能な範囲で適切な医療機関をご案内します。
訪問頻度と日程
病状に応じて個別に診療計画を策定します。開始時の定期訪問は、第1・第3金曜日の13:00~15:00を基本とし、必要に応じて調整します。
初回訪問は、必要に応じて月・火・水・金曜日の13:00~16:00で個別に調整します。新規相談から初回訪問までは原則3営業日以内を目標としていますが、診療状況や支援体制により前後する場合があります。
ご相談から訪問診療開始までの流れ
-
お問い合わせ・ご相談
お電話で「訪問診療を検討している」とお伝えください。ご本人・ご家族、病院、ケアマネジャー、訪問看護など、どなたからでもご相談可能です。 -
状況のヒアリング
スタッフが病状、通院が難しい理由、ご住所、生活状況、支援者、現在の受診医療機関などを伺います。 -
受入れ可否のご連絡
院長が内容を確認し、受入れの可否を原則当日、遅くとも翌営業日までに一次回答します。 -
日程・関係機関の調整
初回訪問日、必要書類、同席者、訪問看護や調剤薬局との連携体制を調整します。 -
初回訪問・診療開始
初回訪問時に診療計画、連絡方法、費用、急変時対応などをご説明し、同意をいただいたうえで診療を開始します。
初回訪問前にご用意いただくもの
- 健康保険証・介護保険証などの各種保険証情報
- お薬手帳、現在の処方内容がわかるもの
- 診療情報提供書(紹介状)
- 緊急連絡先、ご家族・キーパーソンの連絡先
- ケアマネジャー、訪問看護ステーション、薬局などの情報
診療情報提供書は原則として初回訪問までにご準備をお願いします。ただし、医学的に急を要する場合は、書類がそろっていなくても初回訪問を優先して対応します。
訪問診療にかかる費用の目安
個人宅へ月2回訪問する場合の、標準的な1か月あたりの医療保険自己負担額(概算)です。
| 自己負担割合 | 月額費用の目安 |
|---|---|
| 1割負担 | 約4,700円/月 |
| 2割負担 | 約9,300円/月 |
| 3割負担 | 約14,000円/月 |
※年齢、負担上限額、訪問回数、在宅医学管理の区分、検査、処置、薬剤、各種加算、施設形態などにより変動します。なお、交通費や駐車料金は無料です。
お支払い方法
月末締めで翌月にご請求します。原則として口座振替でのお支払いをお願いしており、難しい場合は振込や現金での支払いを個別に調整します。領収書や診療明細書は郵送、または次回訪問時にお渡しします。
お薬の処方と調剤薬局との連携
お薬は原則として院外処方となります。在宅医療に対応している地域の調剤薬局と連携し、薬剤師がご自宅へお薬をお届けする訪問服薬指導を基本としています。ご都合に合わせて個別の調整も可能です。
専門診療や精密検査が必要な場合
専門的な治療が必要な疾患については、現在の専門医受診を継続していただく場合があります。X線、CT、MRI、内視鏡検査などが必要な際、通院が可能な方は当院で検査を行い、移動が困難な方は連携医療機関へご紹介します。
急変時や時間外の対応体制
日中に体調が悪くなった場合
定期訪問中の患者さまが日中に急変された際は、診療状況を確認のうえ可能な範囲で当日の臨時往診を検討します。ただし緊急性が極めて高い場合は、往診を待たずに救急要請や連携病院への搬送を優先します。
夜間・休日の時間外対応
通常のご連絡は診療時間内にお願いします。当院は24時間いつでも往診を行う体制ではないため、時間外の急変時は必要に応じて救急受診をご案内します。
がん終末期医療・ご自宅での看取り
がん終末期医療およびご自宅での看取りは、原則として訪問看護の導入を前提とし、訪問看護ステーション、後方支援病院、ご家族との連絡体制を整えたうえでお引き受けします。
延命治療のご希望、入院や自宅療養の選択、代理意思決定者などについては、初回だけで決定せず、ご本人やご家族の思いを尊重しながら繰り返し話し合いを重ねます。
夜間・深夜にお亡くなりになられた場合
あらかじめ看取りの計画があり、予期された経過で夜間・深夜に息を引き取られた場合は、まず訪問看護へご連絡ください。訪問看護から医師へ報告を受け、原則として翌朝に院長が訪問して死亡診断を行います。
※予期しない急変や事故などの疑いがある場合は、救急や警察機関と連携した対応を行います。
訪問診療に関するよくある質問
| 本人や家族から直接相談できますか? | はい、可能です。病院やケアマネジャーを通さず、ご本人やご家族から直接お電話でご相談いただけます。 |
|---|---|
| 一人暮らしでも利用できますか? | 独居のみを理由にお断りすることはありません。地域包括支援センターやケアマネジャー、訪問看護と連携して療養体制を整えます。 |
| 認知症でも相談可能ですか? | ご相談いただけます。服薬管理や意思決定が難しい場合は、ご家族や関係機関と連携しながらサポートします。 |
| 内科以外の病気が中心でも対象になりますか? | 当院で全身の健康管理が可能な状態であれば対象となります。専門的な治療が必要な場合は専門医と併診します。 |
| 訪問看護は必ず契約が必要ですか? | 全員が必須ではありません。一人暮らしの方、服薬管理が困難な方、医療処置が多い方、終末期療養の方などには導入をおすすめしています。 |
| 今日すぐの往診は頼めますか? | 定期的な訪問診療の契約がない方への単発の往診は原則不可となります。緊急の際は救急受診などをご検討ください。 |
通院が難しくなったら、まずはお気軽にご相談ください
ご本人・ご家族、医療・介護従事者のどなたからでもお問い合わせを受け付けています。
TEL:06-6421-5308
ほり内科クリニック
〒661-0002 兵庫県尼崎市塚口町3丁目20-50
